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「そうやってると親みたいだな」
総帥の言葉に、そうだよなと思う。
帝王様が父親……
ヤバい。
凄く羨ましい。
越えられない背中になるだろうけど、羨ましいって気持ちの方が強い。
帝王様って、子供がいたりするんだろうか？
“親みたい”だと言ったから、親ではないんだろうか？
「……分かった
皆に伝えておく」
総帥はそう言うと戻って行き、帝王様も使い魔を抱き上げたまま別の方へ歩いていった。
残された破壊者様。
「くそっ！
足手まといもいいところじゃねぇか！」
床を殴ると、何処かへと歩いていった。
（破壊者様でも“足手まとい”だなんて思うんだな）
俺達からすれば、雲の上の存在なのに。
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