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「ちょっと!
此方に来るわよ
貴方、何をしたのよ!?」
シイナの小声が聞こえ、横からハロが肘でつついてくる。
でも、俺に心当たりはない。
「し、知らねぇよ!」
そんな事を言っている合間に、帝王様は俺の目の前に立っていた。
ゴクリ……
無意識に唾下する。
(俺、一体何したんだよ~?)
体がガチガチに固まる。
〈ジッとしていろ〉
突然、頭に直接声が響いた。
(こ、これが、帝王様の念話!?)
俺は、念話なんて普段は使わない。
念話を受けたのも、今回が初めてだ。
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