黄昏の幻

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それでも少女は繰り返す。 「帰ろう。」 目の前を緑色の美しい光が横切り、空へと消えていった。 「こいしい。いとしい。どうかこたえて。」 小さな小さな彼らの恋歌を呟きながら少女は家路を急いだ。 【黄昏の幻:おわり】
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