5年目のシルバーリング

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「そうですか。頼んでみたらどうです?」 「父と母に?」 「はい。そうします。」  彼女はニコッとした。 「あの、電話をかけてもいいですか?」  彼女は僕に訊いてきた。 「いいですよ。」  僕は快く返した。 「すみません。」  彼女は鞄から携帯電話を取り出し、家に電話をかけた。
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