5年目のシルバーリング

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「それで実家に?」 「はい。でも・・・いざとなると悩んでしまって。」  重い空気が僕らを包んでいた。 「・・・そうですか。」 「あの・・・少し時間はありませんか?」  僕は彼女に訊いてみた。 「えっ、まぁ少しならありますけど。」
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