黒猫

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「…お前ら…自分の部屋帰れよ…」 俺が作った料理を食べて、みんなで人生ゲームに似たボードゲームをやった後俺は風呂に入った。15分程しか入らなかったが、3人は俺がそろそろ帰れと言ったら普通に返事をしてたはずなんだがな… 「暗夜ー…こいつらジュースと間違って俺らの酒飲みやがったー」 みー…ちゃんと見ておけとあれ程言ったのに… 「…暗夜!お前は俺の気持ちわかってくれるよな?この俺の惨めな気持ちがさ…」 …ガクは泣き上戸とまではいかないが、かなり愚痴っぽくなるみたいだな。…まぁ、あんなラブラブな感じを毎日見せられてたらああもなるか。 「メイ…お前は俺のモンだ。逃がさねぇからな。」 「カイト…」 …カイトの目が座ってるが…そこ!メイを押し倒さない!メイもスイッチはいってんじゃねぇ!なんだ?カイトは狼になんのか?メイは…流されやすくなる。これはいけない。離さないとそのうちにヤりだすぞ。 「お前らシャキッとしろ!早く部屋から出ていけ!そこ2人!人前でキスしない!………"強制転移"!」 いくら注意してもやめない上に、メイの目がヤバかったぞ…明日はカイトじゃなくてメイが死んでそうだ。…まぁ、この酒は二日酔いしないような成分だから大丈夫だ…たぶん。
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