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「みー…ちゃんと見ておけと言っただろう?」
「えー…だって俺が飲んでたらひったくられたんだぜ?不可抗力だろ?」
「は?ってことは、ほとんど飲んでねぇんだろ?なんであんなに酔ってたんだ?」
「これはアルコール度数30だぞ?酔わない方が可笑しいだろうな。」
「それ、俺飲んでも平気だったわ…そんなにアルコール度数高いとは思ってなかった…」
「…いつ飲んだんですか?」
「えーと…さっき。風呂出て、喉乾いてたから、飲んだ。そしたら、あいつらが飲んだのと同じ色だった。炭酸じゃなかったし。」
「量は…コップ一杯くらいですかね?飲み干したようですし、お風呂上がりでしたしね。」
「暗夜酒強いのなー。もっと飲もうぜー。」
「ダメだ。明日は3人のギルドカードを取りに行かなきゃならないし、新しい依頼も来たからな。」
「なんだ…つまらぬ…ほれ、お前らはまだ飲むのだろう?我も混ぜろ。話し相手がおらんと酒は侘しくなるだけだ。」
「「「おやすみなさい。」」」
「…おやすみ。」
俺は、ちょっとさみしくなりながらベッドに入った。
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