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僕が渡した腕輪は銀細工でサファイアがはめ込まれたものだけど、確か三十カラットのサファイアが銀細工に守られるように見えるよう造られてるんだよね、植物の花みたいな装飾もあるし。
手に入れたのは偶然、フリーマーケットで安く売られてたのを買ったんだよ。魔族は黄金以外はガラクタみたいなものだから、銀細工は価値なかったんだよね。
人間界ではかなり貴重みたいだしお金になるかな?銀を加工は難しいし、サファイアデカイからねぇ。
「すいませんお客様、こちらではこちらの品と交換できるものがありませんので、換金はできません」
僕は腕輪を受け取り店を出た、お金に換えて遊びながら仕事しようと思ったのに、残念だなぁ。
何をしようかなー、なんて考えていたら、背後に気配が三つ一定の距離で僕をターゲットにしているのが分かる、これで僕じゃなかったら恥ずかしいな。
僕は路地に入り相手が接近しやすくする、相手が来るまでの数秒の間に豪華な椅子に腰掛け、足を組みお出迎え。
双子の赤髪青目ね青年に金髪青目の少女が路地に入って来た。
子供が人を狙う世の中なのかねぇ。
「何なの君達、僕は知り合い居ないんだけど、何で着いて来るのかな?これが望み?」
僕が懐に手を入れると三人は身構える。
僕は勿論銀細工の腕輪を三人に見せつけるように持った。
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