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ナイトはソファーで爆睡しているなぁ、いい夢を見ているのか顔が緩んでいる。
何か気持ち良さそうに寝ているのってムカつかない?ムカつくよね!
よーし、夢にちょこっと介入してやろう。
介入と言っても少し弄る程度、好きな人物を夢に出現させるだけの魔術だ。名前は『悪意の悪戯』悪戯だから可愛いでしょ。
「や、やめろ………。し、ぬ……」
魔術を行使してすぐにナイトはうなされ、脂汗まで掻きはじめた。
この魔術は人物を出すだけであって、行動は操作出来ないので、相手がどう思っているかで人物の行動が決まる。
僕はきっと怖いと思っているから、恐怖を味わっているのかな、ククク……。
「なんか、ナイトうなされてるけど、大丈夫かな……?」
ファイがナイトの頬を突きながら二人に尋ねる?
「放置、放置。寝かせておいた方がいいだろ」
「可哀相な気もするけどナイトは寝かせておきましょう」
うわぁ、仲間だよね。普通起こすでしょ、そこ!
「それにしても、あの黒い人何者だったのかな?ナイトを助けたみたいだし、魔法も凄かったけど……」
ファイの発言にライもシェリーも、悩む仕草をした。
ククク、僕行っていいよね。これ介入すべきだよね!ね!!
僕は三人が目を閉じ悩んでいるときに、音を出さずテーブルに着地する。すると、ナイトが絶叫しながら飛び起きた。
四人ともめを開くと僕が立っているってね、完璧!
「呼ばれて参上しましたよー。僕のこと知りたいんでしょ?」
皆僕を見ると驚きの表情を浮かべ、声にならない声を上げた。
僕は悪魔のような表情で、ニヤリと笑みを浮かべる。
さぁ、楽しい物語を始めようか?
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