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「さてさて、皆さん呼ばれて着ました。魔王様ですよー!!」
僕の登場完璧だね、百点満点だよ!
「はぁ?魔王だって?魔王ってなんだよ」
「魔王って王て付いてるし王様なんじゃないかな?」
「何で目の前に居るのよ?どこから湧いて出たの!?」
「もうしないでくれ!死ぬ死んじまうからぁぁあ!!」
うんうん、驚いてくれてるけど、魔王って言って知らない人が居るなんて知らなかった。
魔王っていったら魔物を統べる王だし、千八百年前には戦争だってしてたんだよ?
「知らないとか、無いわー。魔王様は魔王様だよ、魔物を統べる王だから魔王お分かりで?」
怖がってたナイト含む、四人とも顔を合わせて笑いやがった。
「「「「おとぎ話?」」」」
おとぎ話って歴史どんな伝わり方したんだよ、もう。
「おとぎ話じゃないったら、おとぎ話って何?どんな風なの?」
「私が話すわ」とシェリーが咳払いをした後語り始める。
「英雄のお話です。人々は平和に暮らしていると、一つの災厄が現れました。それはとてつもない脅威で様々な物を壊してしまいました。そこで人々の中から英雄と呼ばれるその人が災厄を倒すため立ち上がります。
災厄は魔物を統べる王と呼ばれ、五十年にも渡り戦いが続きました。魔王は倒れ英雄は生き延び、男は真の英雄になりました。ってお話!だから、魔王なんて居ないのよ!」
うへー、魔王倒されちゃったのか。でも、何代も続いてるけど戦で死んだ記録ないんだけど?なんでそんな話になったの?
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