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「ナイト、ファイ、ライ、シェリーさっきぶりだね。片翼の天使で何してるのかな?僕に教えてくれるととても喜ぶんだけど、教えてくれない?」
四人ともため息をつくとナイトが仕方ない感じで話し始める。
「ここは職業斡旋所だぞ、仕事しかないぞ?皆自分のランク上げと生活費稼ぐ為にここで仕事をもらうんだ、知らなかったのか?」
「分かるわけないじゃん、僕初めてここに来たんだよ?魔王だって説明したよね?」
「魔王って言われてもよく分からない……」
「それよりも早くクエスト行きましょう!早く行かないと夜になっちゃう」
「俺も早くクエストで身体動かしたいんだけど、早くしろよ!」
ライが怒ってるからクエストについていくことにしようかな。
「ねぇ、ナイト!僕を連れてって役に立つからさ、寧ろ連れて行かないと悪夢見せるぞぉ!」
「わかった、わかったから。てか、エクレアがやったのかよ!!」
「気にしない気にしない。クエストって仕事のことだよね?クエストは何をすればいいの?」
シェリーがポケットから紙を取り出した。
「私達が行くクエストはゴリウサ五匹の討伐ね、Dランクのクエストだし大丈夫でしょ」
「そのDランクってなんの基準なの?あとゴリウサって響き的に嫌な気持ち悪さ覚えるんだけどどんなの?」
「ランクっていうのわね、A・B・C・D・E・FのランクがあるのAが強くてFが弱いのよ。ランクはAより上もあるけど学生の私達には関係ないから分からないわ」
「ゴリウサについては俺が説明しよう。兎が二本足で立ち二メートルくらいの身長でムッキムキな筋肉に大きな鉈を持っている魔物のことをゴリウサという!」
ドヤ顔のライはほっとこう。
ゴリウサって聞いたらなんで脳裏にナンシーの姿が浮かんだんだろ、まぁいいか。
「僕付いていきたいって言ったけど何かしないといけないことある?」
「特無いわ、着いてくるのは自由だけど、死ぬ可能性は自己責任だもの」
「そかそか、じゃぁレッツらGO!!」
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