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僕は氷で剣を作り出し、マスターゴリウサを見つめた。
マスターゴリウサは僕のことを本能で認識してるね、迂闊に動くことはできないみたいだけど、来ないならこっちから行くまでだよ。
僕は瞬時に後ろに回り込み、ゴリウサの首に狙いを定め剣を動かす。
『くっ…』
マスターゴリウサは、反応が遅れたがギリギリ攻撃を避け毛を数本斬った。
僕の攻撃を避けすぐに鉈を振り下ろしてきたが、僕は空中で身体を捻り攻撃を避けた。
『なかなかやるが、そのような攻撃は効かん!!』
「ふーん、ならここから僕の本領発揮だよ、フフ…」
『何を考えているか分からんが、ワシに通用すると思うか?』
「通用するよ、どんな奴でも効くんじゃないかな?ジワジワとね!ロック!」
僕は剣を消すとマスターゴリウサの手足を土で拘束した。
マスターゴリウサの手足を拘束した土の密度は、最高まで高めてあるから怪力でも抜け出せないだろうね。
『くっ、貴様卑怯だぞ!正々堂々戦わぬか!!』
「ハハ…、誰が正々堂々戦うって言ったかな?僕は何でもありって言ったしね、これから地獄を味わうのに余裕だねぇ」
僕は土と風の魔術を組み合わせて、マスターウサワタの周りに数十の土の手を出現させ、脇や膝などくすぐったい場所を手に命じて擽らせた。
『プクッ…、フヒ…、その程度…効かんわ!』
「ふーん、強がってられるのも今のうちだけどね。やめてって言っても僕の気が済むまで止めてあげないからね」
僕が擽り始めてから三十分マスターゴリウサは、クネクネと土の手から逃げようと何度も抵抗しようとしていたが、健闘空しく大声で笑ってしまった。
『フピャ、ヒヒャヒャ。も、もう止めて、くれ、許してくれ…』
涙を溜めながら、つぶらな瞳で僕を見つめながら言ってきたけど、僕は宣言してるからね、止めないってさ。
僕が傍観を決め込んでいると、ナイト達が僕の目の前に来た。
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