現実と夢想の狭間で

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しかし――マミとは高校時代限りの付き合いだった。 色々、戯けな行為を共にこなしてきた割には 随分と淡白な関係だったよ。 全く。 卒業後、マミは馬鹿女の逃げ道=看護学校に通うことになった。 あ、いーね。 私も金があったら看護学校行きたかったー。 クズみたいな女しかいないもんね、あそこ。 低学歴の肥溜めといいますか。 微分積分もろくにできない女しかいないんじゃねーの。 私にはお金がないから、態々大金払って肥溜めに投棄されるのは真っ平ごめんだった。
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