姥捨山にようこそ
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私の母親は生粋の娼婦だった。 その娘の私が娼婦になることは、当然の成り行きだった。 猥雑な母親に育てられたから、私のモラルは育たなかった。 中学生時代、私は荒れた。 ろくすっぽ家にも帰らず、夜遅くまで友達と遊んでいた。 髪の毛を、藁みたいな色に染めた友達と。 品のない喋り方をする友達と。 田舎臭いスカジャンを、誇らしげに羽織る友達と。
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