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そして、類は友を呼んだ。
高校生時代に一番よくつるんだ友達。
名前はマミ。
マミの母親も、売女だった。
ただ、売女は売女でも高級な売女だった。
小綺麗なホステス。
マミはしっかりその血を受け継いでいて、
校内でも有名な素敵ビッチ女子だった。
「男は一回寝てみないと、どんな人かも分かんないよね」
と頓珍漢なことをのたまうマミ。
私はマミが好きだった。
一見カッコよくてクールに見えるくせに、
喋る内容がいちいちバカ丸出しな所が好きだった。
私、自分より少しでも賢い人間は苦手なんだ。
何を考えてるか、よく分かんないじゃん。
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