第一章 好き。

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特に、私の力になってくれるのは、 魔女、リディン=ヒストミア。 魔法が使えて、普段は城の図書室にいるわ。優しくて、私より年上よ。 騎士、レイト=シルアニサ。 無口で、何を考えているかわからないわ。でも、剣の腕前は凄いの。ちなみに…私の彼氏なの。 あとは……兵士かしら… 兵士は沢山いる。 何人いるか分からない。 勿論、アイストニアの住人達も、 私に協力してくれるわ。 あとは……優しいお母さんかな… お父さんは、私が産まれてすぐ亡くなったの。 だから、お父さんの事はよく知らない。 お母さんは…三年前に亡くなったわ。 お母さんは、いつも笑ってた。 私と同じ銀色の綺麗な髪の毛は、膝辺りまであって、 綺麗なドレスを着ていて、 優しい笑顔… そんなお母さんが私は大好きだったの…。 私が泣いてると、 「どうしたの?レニア。 泣いてはダメよ。 泣いたら悲しくなるから。 笑って? 笑えば、きっと楽しくなるわ。」 そう言って笑顔で慰めてくれた。 そして、 亡くなる前に、お母さんが残した言葉は、 「レニア…泣かないで。 泣いたら悲しくなるでしょう? ……私は、 笑ってるレニアが好きよ。 ほら、笑って? ……愛してるわ。レニア。」 私は、泣きながら笑顔を見せた。 そしたら、お母さんは…… 優しい笑顔を見せ、 ゆっくり息を引き取った…。
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