第二章 助け。

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少し温かい。 ハッと、目を覚ました。 「こ…こは…?」 少女の目の前に、女の人がいる。 「良かった…。目が覚めたのね。 倒れてたから… えっと、 私は、レニアよ。」 「レニア…さん?」 レニアは、笑顔になり、 「そうよ。レニア=グレイドアル。貴女は?」 「あ、えっと…シェルニアです。」 「シェルニアね。分かったわ。 ところで、 どうして倒れてたの?」 シェルニアは、少し黙った。 口を開き、小さな声で、 「…追われていたんです。」 「えっ……誰に?」 「分からないけど…黒いマントを羽織った人でした。」 「そう…。 話してくれてありがとう。 シェルニアは、しばらくここにいなさい。この部屋の物は自由に使っていいわ。」 そう言って、レニアは、部屋からでた。
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