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レニアには、犯人が誰か、大体分かっていた。
そして、犯人は、
アイストニアを侵略しに来ていると、思いたった。
「どうしようかしら…」
襲われたらすぐ侵略されてしまう
だろう。
急いで図書室に向かった。
―――――――――――――
ガチャン
図書室の扉を開ける。
静かだ。
誰もいないように思える。
だが、
「リディン?いるでしょ?」
そうレニアが言うと、
「いるけど…何の用なの?」
と、本棚の向こうから、顔を出した。
「少し話があるの。」
「分かった。少し待ってて。」
そう言いながら、
リディンは、本を片付け、レニアの元に来た。
「何の話?」
「侵略しに来たのよ。
ヴァンパイアの国が。」
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