第二章 助け。

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レニアには、犯人が誰か、大体分かっていた。 そして、犯人は、 アイストニアを侵略しに来ていると、思いたった。 「どうしようかしら…」 襲われたらすぐ侵略されてしまう だろう。 急いで図書室に向かった。 ――――――――――――― ガチャン 図書室の扉を開ける。 静かだ。 誰もいないように思える。 だが、 「リディン?いるでしょ?」 そうレニアが言うと、 「いるけど…何の用なの?」 と、本棚の向こうから、顔を出した。 「少し話があるの。」 「分かった。少し待ってて。」 そう言いながら、 リディンは、本を片付け、レニアの元に来た。 「何の話?」 「侵略しに来たのよ。 ヴァンパイアの国が。」
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