序章

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  あのお方の信ずる道を共に進む   それが例え地獄への道でも   俺はそれを迷わず進む   あのお方は人間との共存を望んだ   ならば俺もそれを望む   しかし、問題はレンクだ   あいつはきっと賛成しない   一番に人間を嫌っているからな   だが俺が必ず賛成させる   あのお方がそれで落ち着くのなら   俺は何だってしてみせる   例えそれが己の死を招いても   その死は無駄死にではない   信ずる者のために死ぬ   これまでに無い幸福ではないか
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