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――生徒会室
「も~っ。書類多すぎじゃなぁい?これじゃ終わんないよぉ」
「そうやって話す時間が無駄なんですよ。ぐだぐだいってる間にさっさと手を動かしなさい」
泣き言をいう俺こと会計 凪 紗奈(ナギサナ)を一喝するのは、腹黒毒舌眼鏡副会長。
…ん?俺の方が毒舌だって?
気のせい気のせい←
「副会長ひど~い。俺、泣いちゃうよ?」
「鬱陶しいのでやめてください。
……さて、仕事も終わったことですし、私は失礼します」
「えっ、はや「「副会長だけずる~いっ。僕たちもいくっ!!」」
「お…俺……も」
俺の言葉を遮っておいて副会長と共にどっかにいってしまったのは、高確率でシンクロする双子の庶務と、口数少なめの書記。
2週間ほど前に転校してきた生徒に惚れたらしい。
…俺には到底理解できないけどね。
転校生への自分アピールに熱をあげていて、副会長は自分の仕事だけはするんだけど、庶務と書記はそれさえしない。
だ・か・ら・!!!
生徒会の仕事が非常に滞っているんだよ!
会長と俺で毎日大量の書類と格闘してます、はい。
…さっきみんながいたのは、たまたまだよ?
副会長だって、どこでやってんだか知らないけど、生徒会室にはめったに来ないからね。
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