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2人で向かい合って紅茶(コーヒー)を飲みながら、俺は前から気になっていたことを聞いてみた。
「会長はぁ、転校生のこと好きじゃないの~?」
「…何でそう思うんだ?」
「だって~、副会長とかは転校生だいすきー!って感じだけど、会長全然関わってもないし~。どう思ってんのかなぁ~…なんて」
「なるほどな。…少し精神年齢が低いようにも見えるが、個人的に好きか嫌いかと言われたら普通だな。」
「ふ~ん。」
「紗奈はどう思っているんだ?」
「え~普通に面倒な奴だな~って。それに生徒会まわらなくなりそうだし、転校生は嫌い。」
あは☆正直な気持ちを言っちゃった。
でもほんとにうざいし、面倒だし、なんかもじゃもじゃの頭で不潔だし、関わりたくない。
「チャラ男と呼ばれる割には真面目な答えだな。湊也(ソウヤ)たちは、その面倒なやつに惚れてるんだろ」
そう言って笑う会長は、もう美しいことこの上ない。
軽く素を漏らして話したことなんか、すっかり頭から抜けちゃうくらい。
あ、ちなみに湊也ってのは副会長のことだよ
「あっ!…ねぇ会長?副会長もだけど~…会長は好きな人いないのぉ?」
会長の好きな人とか気にならない?
俺は気になる!
だって、学校で一番かっこいいって言われてて、一番成績よくて、一番運(略 な会長様だよ?
気になるだろ!
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