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「い…イルミナシウム…ってなんですか?」
俺は初めて聞いた言葉に同様を隠せなかった
すると里村さんはなんだか待ってました、って感じの顔をして話し始めた
「神谷さん…いや神谷くん」
なぜ神谷くんに言い直した…
「イルミナシウム…それは近年発見された新しい物質のことで、僕達人類の体の中にも微量ながら存在しているのさ」
……
「イルミナシウムの役目は主に僕達が成長する過程の中でかなり貢献していると言われているんだ。例えば成長期にも何段階かあるだろう?乳児期とか幼児期とか思春期とか…その成長期の中、近年新しい物質、イルミナシウムが人体の中で活発に活動されているのがわかってきて研究されているんだ」
「…知りませんでした」
そんな物質があったのか
ていうかそれを投与してどうするんだ?
「その…イルミナシウムを人体に投与することで何か害が及ぶとかはあるんですか?」
「いやいや、害が及ぶことは考えられない、ぼくのデータと論文を合わせて結論を出したんだが、せいぜい少しだけ血圧が上がったり、体温が著しく、まぁだいたい0、2度前後上昇するくらいの副作用が半日続くだけさ…僕らは結果が欲しいんだ、推測や憶測で実験をするのも悪くないがやはり事実とデータが欲しい、この実験でイルミナシウムの研究が進めばきっと人類史上の中でもかなり医学の進歩が望めるんだ。」
お…ぉお
なんだか里村さん
熱い人だな
…まぁ、体に害はなさそうだし
やってみるか
「わかりました里村さん…僕、やりますよ」
「おおっ!そうかそうか!」
ぱぁっと里村さんの表情が明るくなった
「うん、感謝するよ神谷くん、まぁとりあえず今日からの予定を説明するよ」
「はい」
いつのまにかタメ口になっていたのに気づいたのはあとからだった
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