とあるフリーターの話

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『うーっ(つ´∀`)にゃーっ(つ´∀`)うーっ(つ´∀`)にゃーっ♪』 「……はっ」 携帯の着信音で目を覚ました どうやらいつの間にか寝ていたらしい 携帯を開いて番号を見ると 知らない番号だった とりあえず出るか… 「はい、もしもし神谷です」 『もしもし、神谷さんですか?私、日本医療株式会社の里村と申します』 「あ、どうも…」 『今回の薬物投与実験で神谷さんの担当をさせていだだきます』 「よろしくお願いします」 『いえいえ、こちらこそ、それでですね、詳細を言いますと、日時は三日後から二泊三日の予定なのですが、ご都合はよろしいですかね』 早いな… まぁ暇だからいいけど 「ええ、はい、問題ありません」 『そうですか、では三日後の午前九時頃、〇〇三丁目、〇〇ビルの三階に来てください、もちろんラフな格好で結構ですので、着替えはこちらでご用意させていただきます、必要最低限のものを持参してもらえれば大丈夫ですので…』 「はい、わかりました。」 『ではよろしくお願いします、なにかわからないことがありましたらお電話ください、それでは失礼致します』 ぶち… ツー…ツー… 「………なんか礼儀正しいしっかりした人だったな…にしても案外うまくいくもんだな」 ふと 時計を見ると夕方の六時だった 「…腹、減ったな…なんか食うか」 そうして その日はコンビニの弁当を食べ 風呂に入り パソコンをいじり 寝た
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