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「それでも…私は…」
そこで一旦止まった私は
真っ直ぐ主任を見つめ、その視線に主任は驚きの表情を浮かべていた。
「やるべきことをしてから…進退を考えます。」
真っ直ぐ言い切ったら、
主任は飲みかけのコーヒーを口から吹き出しそうな勢いで
笑いだし、
「お前…時々発言が…潔いっていうのか…なんというか、
笑えるんだけど…」
人の真剣な物言いに笑えるとは失礼だと思いながら
少し上目づかいで主任を睨むと、
「 俺は…お前を守る。全力で…」
冗談を言っている表情とは違って、
真剣みを帯びたその物言いに、
身震いした。
その主任の言葉に、それは…部下だから?
それとも…うぬぼれていいですか?って質問…
投げかける事は出来なかった。
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