10

9/44
前へ
/603ページ
次へ
「 そして、身を隠している間に… 小牧課長の会話が… こちらになります。」 そう言って、主任は携帯電話の録音を 聞かせる。 その途端、 「こんなのは…作り物だ… 私は知らない!!!」 そう言いながら、あの日の会話が静かに…ノイズ交じりに 会議室に聞こえる。 「 柳井くんを…お呼びして…」 部長の一言に、 誰が…と思ったら 小須田課長が立ち上がり、部屋を出ていく。 まぁ…そうだよね。 私が呼びに行っても来ない気がするし…
/603ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5695人が本棚に入れています
本棚に追加