act.Ⅰ

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僕はいつしか願うようになった。 君だけは幸せでいて欲しいと。 君の“笑い顔”も“泣き顔”も嫌いだ。 嘘だ。 全てが愛おしい。 だからこそ、嘘が必要だった。 君は、僕の裏を知らない。 闇に紛れて人を辞めた魔法使い〈ウィザード〉。 それが僕だ。 異能使いや異能者と戦った事もある。 正直に言うと、決着はついていない。 僕は逃げた。
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