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「それが、何故、そちらの学校に行くことに繋がるんですか?」
今度は親父じゃなく、姉が質問した
どこか怒ってるような声だ
姉ちゃんは家族思いだからな
なんとなく許せないのかも
「回りくどいのは嫌いなのではっきり言わせてもらいます。アイツを誘き出す[餌]になってもらいます」
だよねー。だと思ったわ
「とは言ってもそれだけが理由ではないんですけどね。ウチの学校なら彼を守りやすい。さらに、彼自身にある程度の力を身に着けてもらえば、さらにその確立が上がります」
木城さんは姉ちゃんの死線を軽くスルーしながら話を続けた
「そんなの認める訳ないでしょ!」
姉ちゃんがキレたー!!
だが木城さんはそれも涼しい顔で受け流し、言葉を紡いだ
「では聞きますが…アナタに、アナタ達に彼を守れますか?」
木城さんは3人に向けそう言った
「そ、それは…」
「もちろん強制ではありません。でも…選ぶのは彼です。アナタ達じゃない」
「「「・・・」」」
3人が完璧に論破された
ま、こればっかりは仕方ねぇよなぁ…
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