ハジマリ

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「そう…だな」 俺は返事を濁した 正直俺は魔法が怖い 大半の人間は分かってくれると思うんだけど… 未知っていうのは、恐怖だ 幽霊が怖いのと同じ 知らないから、得体が知れないから…怖い それに…この能力が魔法だとしたら… 俺はココには居られないだろう 俺は、それが…嫌だ 「ま、害がある訳でもねぇし、もうちょっとほっとくよ」 「それもそうか。なにかあったら言えよ?協力すっからさ」 「サンキュ」 それを期に俺達はこの会話を止め、ゲームで時間を潰す作業に戻った ―――― 「お疲れー」 「おう。気をつけて帰れよ」 「お前もな」 ゲーセンで遊んでたらいつの間にか日が落ちかけていた 流石に飽きてきたので俺達は解散する事になった 俺は帰っても暇なのでちょっと遠回りして、散歩を楽しむことにしたのだが… ポッ…ポッ…ポッ…ザー!! 雨が降ってきた なんで!?空は晴れてるのに!! 「マジかよー!!」 俺は雨宿りできる所を探しながら走った
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