33人が本棚に入れています
本棚に追加
「本気でいってる?
知り合いなの?」
「…まぁね」
「いつ気づいたの?」
「……今朝だよ」
「しゃべったことは?
むこうもあんたのことしってんの?」
「…それは」
……なんとも微妙だ。
わたしがだまると、ユカはふふんと笑った。
「まっ、すごいわねー。
最強イケメン転校生の西荻先輩が、実は、あんたみたいな、平々凡々天然ボケガールのダーリン(王子さま)だったなんてねー。
みんなさぞかし驚くでしょうねー。」(棒読み)
うそかはったりか妄想だと決めつけての発言、これ絶対。
あー、もーーーっ。
わたしは苛立った。
嘘じゃない。ほんとうなのにっ。
最初のコメントを投稿しよう!