終結(続)

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遠ざかっていく尊くん。 あたしは足が震えていて、浩太の顔すら見れずに下を向いていた。 「ちょっと、店でいいから来てくんない?」 「……」 浩太の問いかけに答えることもできずに、あたしは下を向いたまま。 「聞いてんの?」 「……だ」 「は?」 あたしは声を絞りだす。 「…や…だ。帰る」 絶対、無理。 2人きりになんて、もう絶対ならない。 このままノコノコついて行ったら、また殴られるだけだ。
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