1人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日、仕事の安則はツアーの準備に追われていた。
♪♪♪(電話)
知らない番号だった。
安則「・・・もしもし?」
?「あ!もしもし安則さんの携帯ですか?」
安則「はい、そうですけど・・・」
?「わたし洋子の母です。あの子に大事な男性がいるなんで、あの子は話たことなくて・・・今日はじめてしりました。」
安則「え!あ、はい。どうかされましたか?」
母「あ、すいません。おとついの夜、あの子事故にあって・・・今入院してます。」
安則「え?はい?なんかの嫌がらせですか?僕、洋子とは昨日会ってますよ?」
母「え?昨日ですか?警察から連絡があったのはおとついの夜中です。とりあえず
病院にきてあげてもらえますか?詳しくはそれからお話しますので」
安則は急いで病院へ向かった。
案内された病室には洋子が静かに横たわっていた。
安則「どういうことですか?」
病室の前、廊下で話を聞く。
母「夜行バスで友達と旅行へいく最中だったんです。聞いてませんか?」
安則「確かに行くとは聞いてましたけど、日にちまではちょっと・・・」
母「おとつい夜出発だったんです。警察の話では、対向車線をふらついて走っていたバイクを避けたときに、雪にスリップしたみたいです。そのままバスは崖からおちて・・・洋子は友達と必死に車から外に出て、バスから少し離れたところで倒れてたみたいです。私が病院についてから今もずっと・・・・眠ったままなんです・・・」
安則「そ・・そんな・・・電話でもいいましたけど、昨日洋子とでかけてるんです。」
安則は混乱した。
昨日遊んだはずの彼女が、今、目の前で病院にいる。
安則「すいません。ちょっと頭、整理したいんで今日のところは帰ります。明日またきます。何かあれば連絡ください。」
そう言うと再度、洋子の顔をみに病室へ行った。
安則「洋子・・・・昨日の洋子はなんやってん・・・・どういうことやねん・・・」
最初のコメントを投稿しよう!