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「アイツは…おい、自分で名乗れ」
空夜が伸に言った。
「伸…」
「しん?しん、いい匂いする!しん大好き!」
菜実は伸に抱きついた。
もちろん、時哉を除く3人は怒っていた。
「伸くんっ、僕の大事な菜実に抱き着かれて羨ましすぎだよ」
理事長は意味不明なことを言って怒っていた。
「鎌田くん、離れないと…」
「おい、伸っ。離れろ」
何故か空夜は伸を呼び捨てにしていた。
「しん、悪くない。なみが、抱きついた。怒っちゃヤダ」
菜実が泣きそうな顔で劉堡と空夜の手を握った。
「怒こってないよ菜実」
「劉堡、触るな」
「うるさいよ空夜」
今度は二人が喧嘩し始めた。
「喧嘩もやだ…仲良くしようね。りゅうほ、くうや」「ったく、分かったよ菜実」
「くうやも大好き」
「俺もだよ」
それから、劉堡と空夜もなんだか仲が良くなった。
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