起承転結、起。

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まあこの名前は人間が付けたものであって、本当の名前は―本当の名前があるのかは解らないが―知らない。 気候など、地球とよく似た環境なのだが、三十六時間で一日という一日が少し長い。だがそれ以外は同じだからかなり凄い…?というか珍しい。 しかし、僕はこれだけ似ているのなら鍬都星にも『人間』が居るのではないかと思っている。いや、居るはずだ。居なければおかしいとさえ心の底で思っている。 が、『人間』が居たとして僕らは移住してもいいのだろうか。 (´・ω・`)(´・ω・`) 「鍬都星……見えましたぁ!」 何処までもある広い広い宇宙。端には永遠に行けない果てしない宇宙。 そのなかを巨大な宇宙船が悠々と泳いでいる。 ゆっくりと。 その様は物憂げにどこかをゆるりと歩いているようだ。 廻りには小惑星が沢山ある。どれが鍬都星か解らないくらい。 《え~~~皆さん我らが住むに値する星、鍬都星が見えましたぁ!!窓の外をご覧下さい。青緑色のごつごつしていない星、それこそが、鍬都星です!!!》 それを聞いて僕はわらった。何とも可笑しい。我らが住むに値する星だと?笑わせるな。宇宙で一番偉い生物とでも思っているのか?そんなのは、傲慢だ。image=453825984.jpg
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