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生まれ育った村が小さくなっていく
俺は振り向く度にユクモ村へ進んでいることを実感していた
ガーグァと呼ばれる鳥が荷台にある山積みの道具をユクモ村まで運んでくれる
荷台に乗れば歩かずに済んだのだろうが、ガーグァが来たときの走りようは端から見れば暴走していた
あんなのに乗ったら酔うだけではすまないだろう
この村からユクモ村まではそう離れてないので早朝の今出れば昼過ぎにはつくはずだ
今思えばあんな乱暴な運転に荷物を乗せて大丈夫だろうか、一応案内役としてライを乗せたから大丈夫だと思うが……
ヤバイ、ユクモ村へのドキドキ感が荷物のハラハラ感に変わっていく
少し…急ごうか
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