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先に進むと商店が並び、人も増えてきて賑わっているのがよくわかった
「今の内に店を覚えたいんだけどな…この人だかりじゃ無理か」
ひとまず店はあきらめ、村長を探すことにした
「えっと…川はこれだよな」
「これは珍しい旅人ですね、店ではなく川に興味がお有りとは」
声のした方に振り向くと一人の女性が赤い布を掛けた長椅子に座っていた
「あの~貴女は?」
「申し遅れました、私はユクモ村の村長をさせて頂いていますアルマ・ロワイフルと申します」
「村長!?」
「可笑しいですか」
「いや、そうじゃなくて…その…若いから…俺の村じゃじいさんが村長してたから」
「褒め言葉と受け取りますね」
二人の会話が止まり、少し気まずくなって、やっと自分が何しに来たのかを思い出した
「そうだ、俺はこの村でハンターをしに来たんだ…です」
「フフ…話易い方でどうぞ」
「いえ、こっちでいいです
えっとこれ、紹介状なんですけど」
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