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そう言われ階段を見ると中々の長さがあった
正直村に着いたばかりで足が疲れているがギルドに登録しないとより強いモンスターと闘えない
俺は早く両親みたいなハンターになりたいんだ
そう思い背中の太刀をみてため息をついた
いくら丈夫でもユクモノ太刀じゃあな、本音を言えばすぐにでも鉄刀にしたいが金が…
まぁ今のところはこれでいいだろう
色々考えていたら随分楽にギルドにこれた
中に入ると酒の臭いが…しない?あれ…?俺の村じゃギルド=酒場だったんだけど
呆気にとられていたらすぐうしろで咳払いされ、通行の邪魔になっているのに気付いた
一応謝ったが舌打ちされた
何時までも入り口に居られないのでカウンターに行くと俺の村の…村長!?いや、ちょっと違う?
「お前さん初めて見る顔じゃな」
「(あんだけ酒飲んでんのに呂律が回ってる!)えっと…ギルドに登録したいんだ」
「ふぅむ…セーラ」
「はい、マスター」
セーラと呼ばれた女性は赤と翡翠の服を着た二人の内の赤の方だ
「どうかしましたか?お酒はそれで最後ですよ」
さりげなく釘を打たれたマスターは鋭いのぅ…と呟いた
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