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「えっと、先生何か悪い事したかな?」
突然そんな事を言い出すものだから要はえ?と驚いた顔をするけれど、暫くすれば顔を赤くして逃げようとする
でも逃げる事は出来ない。何故なら、先生に腕を掴まれているから
「・・っ先生、離して下さい」
「嫌、って言ったら?」
そんな事聞かれたら答えられないって知ってるくせにと心の中で思った要は逃げる事を止め、大人しくなって
「ど、どうしてそんな事聞くんですか?」
「だって、最近避けてるでしょ?」
避けてなどいない。と言ったら嘘になる。
先生に声を掛けられても聞こえないフリをしたり目が合っても反らしたりしていたからだった
「どうして避けるの?」
「それはっ、先生があんな事言うから・・・っ」
顔を赤くするが、目は反らしていて
要の言うあんな事とは3日程前に先生に告白をされた
「先生と生徒だけど、それでも塚原君が好きなんだ。」
と。返事などすぐ出来る筈も無く、暫く考えさせて下さいとだけ言うとその場を去った
その日から二人は一度も会話していない
「そっか、それで迷惑かけちゃったんだね・・・ごめんね。この前の事は忘れてくれて良いから」
それだけ言うと腕を離して去ろうとする先生の腕を掴んだ
「俺、まだ返事返してません・・・」
「え?」
「俺ずっと悩んでました。先生と付き合っても良いのか。でも俺、先生の事が好き・・・です・・・っ!?」
小さな声で返事を返した瞬間に先生に抱きしめられたら
「うれしいよ!塚原君!」
「あ、あの、え、」
暫し混乱している要に先生が、さらに抱き締める力を強めて
「せんせ、ここ、がっこ、っん!?」
そしていきなりキスをした
そして、要君と先生の恋が始まった
end
あとがき
もう笑うしかないやー(´・ω・`)
ナンヤネンコレ。おっと、素が出ちまったぜ^q^
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