プロローグ

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zzZ…zzZ… くかー、すぴー。 「そこー!!寝るんじゃなーい!!」 びゅんっっ …そう、お察しの通りとんできたのはチョークである。 しかも、なぜかピンクという非常にレアものの(笑) そして、そのサラピンのちょっと長めのチョークは、吸い込まれるように一筋の軌道を描きながらとぶ。 たとえるなら…そう、ビームのごとくまっすぐと。 一方チョークを投げられた、この物語上の主人公である三島行人(みしまいくと)は突然背筋を伸ばしたかと思うと、常人の三倍以上(?)の速さでチョークをよけ、 「当たらなければどうということはない。」 とだけ言葉を残すと、再び夢の世界へと旅立つのであった。 「ぐすっ…いいもん、先生は…そのまま授業続けるもん…(涙)」 ここに一粒の涙があったことを、主人公は知るよしもないwww
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