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A「あと、印象に残ってるのは久美ちゃんの回かなぁ」
暁「ん？アイちゃん？」
A「違いますよ、久美ちゃん」
暁「え……ごめん、誰？」
A「やれやれ……にわかナデシコファンがッ！！ ボソンジャンプで2週間前の月に行っちゃったアキトがお世話になってた食堂のむすめだろうがっ！」
暁「あ、あー！ って名前まで知るか！」
A「ふぅ……これだから一回見ただけのファン気取りは」
暁「何かゴメン」
A「全く、次からは気を付けてくださいよ。まあ、木蓮の攻撃を受けて久美ちゃんは母親を亡くしちゃうわけですよ。その亡骸を前で泣きながら木蓮に憎悪の表情を浮かべているわけです。」
暁「（何か釈然としない） まぁ、確かにあの瞬間はギャグもラブコメも吹っ飛んだよね。」
A「それを見たアキトは、もうこの戦争が自分とは関係のない争いじゃないと悟って「これは僕達の戦争なんだ！」と言うんです」
暁「サブタイトルも、『僕達の戦争』が始まる、だったね」
A「はい。大昔から続いていた争いじゃない、もうこれは僕達の戦争なんだ。他のクルーが相手が人間だと知って戸惑う中、故郷の人を目の前で大量虐殺されているアキトだけは逆に憎悪を燃やす。ラブコメ色の強い作品とは思えないくらいのヘビーさでしたよ」
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