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三人での生活が始まり、母は二人を養うために、朝は工場、夜は水商売と寝る間も惜しんで、働いていた。
そんな大変な母の事が、俺にはわかるはずもなく、夜になると姉も年頃で家に居ることも少なく1人ぼっちになることが耐えられず、夜にうろうろとゲームセンターに行ったりするようになった。
まだ小学校四年生くらいで、今みたいにゲームセンターの出入りが制限されてるわけではないため、店が閉まるまで居続けた。
小学校六年生になると、姉の原付バイクをこっそり乗り回すようになった。
そんな俺が中学生になると、すぐにシンナーを吸うようになり、原付が単車になり、警察に捕まる事が多くなった。
ちょうど、その頃、母の再婚も決まり、姉も結婚をして、本当ならばやっと訪れた幸せなはずなのに、中学一年の秋、俺の施設入りが決定した。
教護院、今で言う児童自立支援施設で生活することになってしまった。
その時は本当に親が憎く、激しい怒りが込み上げてきた。
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