prologue

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《老いのない生は、果たして生きてるのか》 「シンク心して聞くんだ。 魔法とは自然の摂理をねじ曲げて、己の精神をすり減らして行う呪法だ。勿論、簡単な魔法であれば使用してもなんら触りはない。」  一瞬青くなり、冷めていく顔つきになるシンクだが、簡単な魔法を使うつもりであったため安堵するが、次の言葉に二の句が告げなくなる。 「だが、魔法の対価として己の精神を減らす以外にも大きな魔法には己を犠牲に、果てに他人を犠牲に行使するものもある。 気づかない内にそういう対価になることも だからこそ 教わりたいなら覚悟しろ! 自分以外の他人を傷つける覚悟を! そして 戒めろ!己は決して欲に負けぬと!」
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