新たな道

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それから1年間は死んじゃうんじゃないかと思った。 テトラスさんの修行は厳しくて 魔法とかは、本見て覚えろってだけで使っちゃいけない。 ランニングや筋トレなんて時間内に終わらなかったらまた1から 8歳の誕生日に剣をもらってスゴク嬉しかった 僕がここに来ての初めての宝物 けどプレゼントをもらった翌日には過酷な日々が続いた。 鍛錬の毎日。 剣の鍛錬は毎回腕が上がらなくなるまで 魔法なしでクエストの採取行けや、ランクがA,SSの方達に動向させられたりして 何度死にかけたことだろう。 けど、早く強くなりたいから自分から難しいクエストに挑戦してたから自業自得な所もある 魔獣に何回も食べられそうになりながら僕はDランクになった。 そして今日 朝起きると、バンッっと ドアが壊れるんじゃないか… って勢いてテトラスさんが入ってきた。 9歳の誕生日一ヶ月前記念だ!!って。言いながら強制転移させられて 今、僕はどこかの森に一人でいる・・・ 生き抜けてたら誕生日祝いで魔法使っていいという許しと お願いを3つまで聞いてやるっていう約束だ。 とりあえず、死なないように頑張らないといけない。 A,SSランクの方達との動向で何となく見よう見まねで覚えてるし 「衣食住が肝心だ。」 って教えてもらった。 皆さん見た目ゴツイし、荒っぽいけど優しいんだ。 僕はあいからわず、感情を表に出すということは苦手だし、口下手なのに沢山、声かけてくれる。 難しいクエストの時には一緒に行ってくれたり。 こんな僕に優しくしてくれるのはテトラスさんの息子って事だからかな? テトラスさんは、保護者って響きより親父がいいな!! って事で、僕は養子になったけどまだテトラスさんって呼んでる。 「あっ。ここいいかも。」 そんな事考えながら進んでると川も近くて あまりゴツゴツしていない場所を見つけた。 寝るところは確保できたけど食べ物と服はどうしよう。 今回は着替えなんてないから川で洗うしかないか。 今までは、誰かが持ってきた食べ物やどこかで捕まえた魔獣を 調理してくれたのを食べてたけど、今回は全部自分でやんなきゃいけない… 一人という不安で押しつぶされそうになる。
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