僕は・・・

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それから僕は病院のベットの上で眠り続けている。 体を動かそうとしても動かない。 目を開けようとしても開けられない・・・ ただ、時たま朦朧とした意識の中で聞こえるピッ、ピッ、ピッという電子音 トラックに引かれたのに生きているなんてなんて図太い生命力だろう でも、この状況ではっきり生きているとは言い難いかもしれない 僕の今の状況は植物人間のようだ 最後まで母さんに迷惑ばかりかけてるな このまま意識を取り戻さない方が母さんの為だろうな いっそ、その機械のスイッチを止めて欲しいよ。 母さんは時たま見舞いに来てくれているようだ かすかに聞こえてくる声は母さんの声だろう 激しい怒鳴り声が聞こえたと思ったら大勢の人の声 何を言ってるかまでは朦朧としていてわからないけど、何となく想像はつく その声を聞くたび、また母さんを苦しめてしまってるんだと理解する 早く消えさりたい 今すぐにでもここから飛び出して逃げ出したい 逃げ出したいのに動かない体。 謝りたいのに出ない声。 胸が苦しくて、悲しくて、 すごく寂しい・・・ ずっと暗闇の中で責められている感覚しかない 一体いつになったら僕は死ねるんだろう。
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