幸運のチケット

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『確か駅員さんの話によると40分かかるって言ってたな…』 窓の外を流れる風景を見ながらそんなことを考える。 次に止まった駅で背の高い若い男性が乗り込んでくる。 帽子を目深に被った男性は何の迷いもなく私と少し距離を置きとなりに座る。 規則的に揺れる電車の揺れが気持ちよくなっていた私はなんの興味を示すことなくずっと窓の外を見ていた…。 隣の男性の顔なんて気にもせず。
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