幸運のチケット

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「!!!」 突然私の唇にそっと触れた唇。 「サランへ…ジヨン…。」そう言ってまた私の膝枕で眠りについた彼。 私は今起こった状況にただパニックになるだけだった…。 結局その人が起きたのはそれから20分もあとだった。 ちゃっかりアラームをセットしていたらしくズボンの後ろポケットから携帯を取り出すと慣れた手つきで止める。 そして何事もなかったかのように起き上がりぐーーっと思いっきり背伸びをする。 やっと重さがなくなり血流が再開された私の両足。 完全にしびれて動けそうにない。 とんとん足を叩いている私に気付いてやっとその人も自分のせいだと気付いたようだ。
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