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ヤァ~、バシーン
この蒸し暑さの中、暑苦しい雄叫びと竹刀の音が飛び交う
ミーンミーン
沖「~で、ここが道場です! あとは…舞さん? ちゃんと聞いてます?(怒)」
時刻は申の刻…そのため、晩飯前に沖田が屯所を案内して回っているのだ
舞:ブッス~(怒)
自由主義の舞は、強引な行動規制に不満いっぱいだった
現に今も不機嫌だ
沖「ねぇ…俺のどこが気に入らないの?」
いつの間にか、裏庭に来ていたらしい
常にない低い声音に振り返ると、壁に抑えつけられてしまった
舞(なんか…デジャヴ?;)
怒りたいのは、こっちなんだけどな…
見上げると、体格差を主張するように沖田が屈んだ
チュッ
舞「……ン…///」
沖「……ハァ //
ねぇ、何が気に入らないの?」
正直で強引な性格なのだろう
こーゆータイプは、怒らせると始末が悪い
舞「……」
沖「俺、性急な男なんだよね…だんまりじゃ分かんねーんだけど?」
そう言いながら、口角を変え再び口付ける…
沖(…今日中に貰っちゃおーかな?(黒))
ザリッ
?(厄介な相手に惚れられましたね;)
舞に同情しながらも、これ以上は無粋と男は立ち去った
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