壬生浪士組

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~side島田~ 島(厄介な相手に惚れられましたね;) 壁に背をもたれ、様子を伺うのは、島田魁 彼は、観察方だ 島(…仕事とは言え、気まずい…;) それもそのはず…沖田の行為は、エスカレートする一方… 月白を見張れとは言われたが、これは規格外だ 島「他人の恋路を邪魔する阿呆ぅは、馬に蹴られてナンチャラってな…」 土方には悪いが、ここは退散しよう バチンッ 島「痒っ!!」 見れば、プクッと足が腫れている 島「馬じゃなくて虫だったか」 いずれにしても天罰か? 奇襲を受けぬ内にと、足早に島田は立ち去った 島(…まぁいい…あの刀が青龍刀だと分かっただけでも収穫だ) スタスタ… 島「…失礼致します。島田です」 締め切った障子の前に跪き、島田は呼吸を抑えた 土「…入れ」
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