壬生浪士組

10/11
前へ
/37ページ
次へ
カコンッ 舞「ふ~…良い湯加減//」 長い…いや濃い1日だったな; 南蛮渡来の石鹸を泡立て、身体に擦る 以前、出島で購入したもので、舞のお気に入りだ 舞(久しぶりに人と話したな…けれど、また随分警戒心の強い奴等だな;) 今現在、いや…屯所に来てから気配を感じる 殺気は無いが、探っているようだ 舞(…早いとこ、ここを出た方が良さそうだな) その方が、自分も気を抜ける が…問題があった。自分至上主義のあの男が、黙っているはずがない; 舞「…ハァ、ひょっとして厄年なのかな;」 そんな事を思いながら部屋に戻ると、灯りもつけずに沖田が座っていた 舞「…何してるんです?」 暗い部屋には、布団が一組敷かれている 布団を下に沖田は上機嫌に舞を見た 沖「舞さん♪」 ゾワゾワ 舞(……寒気が;) 舞「な…何ですか?」 沖:ニッコリ
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

283人が本棚に入れています
本棚に追加