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――――――
暗い部屋 締め切ったそこでは、沖田に押し倒され息を上げる舞がいた
舞「…ハァ、ハァ…ン//」
何度も口付けられ、全身の力が抜けている…
沖「チュ…ハァ//舞さん? 俺の女になってよ」
一方的な好意に、拒否権は無いらしい
抵抗すら許さない殺気を当てながら、沖田は狂気じみた感情を舞にぶつけた
舞(…クソッ、刀持ち歩くんだった;)
あぁ、もう無理だと貞操を諦めかけた時だった…
スッ
沖・舞「「…!?」」
障子が開き、盆を片手に斎藤が乱入してきた
クールビューティーは一瞬動揺したようだが、スタスタと箪笥まで歩くと、何事もなかったかのように布団を敷き始めた
舞「……斎藤さん?;」
斎「…茶が飲みたいのか?」
いや、馬鹿だろ?; コイツ馬鹿だろ?
なんて突っ込みを心にしまう
いつの間にか立ち上がった沖田からは、どす黒い殺気が放たれていた
沖「………」
斎「…おやすみ…グゥ」
恐るべし斎藤一
不可侵領域に土足で踏み込み、更地に無防備に寝転ぶその神経…賞賛に値するだろう
舞(非常に気まずいけど…助かった…のか?)
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