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~side沖田~
朝稽古を終えて中庭へ行くと、一君と舞が仲良く話していた
沖「……」
一君は、剣の腕は凄いし、顔だって美形だ…
舞と並ぶと…絵になる(怒)
そんなこんなで、イライラした俺は一君につっかかっていました
斎「…フッ」
沖「……(怒)」
常から喜怒哀楽を表に出さない一君は、いつだって大人びて余裕がある
正直羨ましいとか、憧れたりもしたけれど、たまに見せる小馬鹿にした笑みだけは受け付けない…
舞「あの~、話しが読めないんだが…私は守ってもらうほど弱くないぞ?」
………
はい?…この会話の流れでなんでこーなるかな?
例えば、1+1=Bなんて見当違いをはじき出されたような…そんな衝撃を感じた
斎「……ククッ」
耐えるような笑い声に振り向けば、何がツボなのか一君が笑っている
舞「……?」
一つだけハッキリしたことは、この二人では会話が出来ないってこと
一方通行の変化球…混ぜるな危険ってやつ
沖「…ハァ、アホらし; もぅいーや。舞、道場行くよ」
勘弁してよね。この蒸し暑い中、心理戦を長時間続けるほど余分な体力無いし…
斎「…沖田、だが誰が相手を? 舞は女子だぞ?」
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